○概要
核テナントは、阪急百貨店(西宮阪急、面積:25,000m2)、シネマコンプレックスであるTOHOシネマズ西宮OS(12スクリーン 20,000m2)とイズミヤ(10,000m2 強)である。施設は中央部に駐車場を配置し、駐車場の周囲をショッピングモールが取り囲んでいる。1周で約450メートル、東西南北4つのモールから成るサーキット型の設計となっている。阪急百貨店とイズミヤはショッピングモールを挟む形で配置されている。4階にある屋上庭園「スカイガーデン」(9,000m2)は、六甲山系に自生する樹木や桜、果樹などで緑化され、オルゴールの音色に合わせて踊る噴水も設置されている。駐車場は約3,000台分設置されているが、駅から近いため延べ床面積の割には駐車台数が少ない。開業時の店舗数は約268店舗であった。名称は、西宮七園の歴史を加え、客として来る人だけでなく地域に居住する人々にも、憩いと賑わいのある快適な空間を提供できる「庭園」になるよう願いをこめて、ガーデンズが付けられた。 ロゴは、「これからの西宮の新しいアイデンティティシンボルに」という思いを込め、西宮市の花である桜をモチーフにしている。ブランド品を身につけた高級志向の人が多い西宮や芦屋を商圏とするため、従来ショッピングセンターに出店したことがない店や高級住宅地にしか出店しないセレクトショップなどが出店し、他のショッピングセンターと比べると専門店街もやや価格が高めの店舗も多い高級志向のショッピングセンターである。こうした富裕な商圏を背景としているため、2007年(平成19年)春に実施したテナント向け説明会には出店枠数の約2倍の500社が参加するほどテナントの出店意欲が強かった。「ペット保有率が高い」地域性を踏まえてペット用のホテル、病院などを備えた「阪急ハロードック」も設置されている。阪急西宮スタジアム跡地に建設されたこともあり、阪急西宮ギャラリーや屋上のスカイガーデンには西宮球場のホームベースなど、敷地内には阪急ブレーブスや阪急電鉄に関するものが展示されている。開業初日に約10.8万人、最初の週末2日間で約30万人を集客して駅からの動く歩道が混雑の為に停止となるなど開業からの6日間で約58.6万人(神戸新聞、日本食料新聞では約51.7万人)で初年度約1780万人から2年目に約1784万人へ来店客数を伸ばすなど高い集客力を誇った。当施設の最寄り駅である西宮北口駅においては、2008年(平成20年)12月の月間1日平均乗降人員が約11.4万人を記録し、三宮駅の1日平均約10.8万人を上回って阪急電鉄の駅の中で梅田駅に次いで第2位の乗降客数となったなど、阪急電鉄の利用者数増加にも一役買っている。西宮阪急の地方の物産展開催に合せて施設内のカフェでその物産を使ったメニューを出すなどショッピングセンター内の核店舗と専門店が連携してイベント展開を行って、近隣商圏の支持を背景に西宮市在住者が約70%を占める約28万人のポイントカード会員を中心に高頻度での来店を実現し、開業初年度の売上高が最多というケースがほとんどの郊外型ショッピングセンターの常識を覆して初年度の売上高約659億円から開業2年目に約676億円へ伸びた。
○グランドオープンまで
2005年(平成17年)11月に阪急電鉄がプレスリリースで発表した内容によると、
スタジアム跡地(約9ha)に阪急百貨店、スーパー、シネコンなどが出店する、日本最大級のショッピングセンターを建設する。
2006年(平成18年)下期に着工、2008年(平成20年)秋の開業を目指す。
阪急百貨店は店舗面積2.5ha、シネコンは12スクリーンで計2,200席、その他総合スーパーや専門店街を設け、総店舗面積10haに計250店舗が出店する予定。となっていた。
その後の西宮市議会における定例議会およびメディアの報道によれば、
敷地の一部を兵庫県道・大阪府道606号西宮豊中線の狭隘な部分をバイパスする新設道路とし、兵庫県に売却。
阪急百貨店(地上7階建て、25,000m2)、スーパーおよびシネマコンプレックス(地上5階建て、約30,000m2)、専門店モール街(地上4階建て、約38,000m2)、および立体駐車場を含む複数の駐車場を建設。
阪急今津(南)線の高架化事業とともに着工することによりコストを圧縮。
と発表された。
2007年(平成19年)4月4日、名称は「阪急西宮ガーデンズ」とすることが発表された。
2008年(平成20年)10月22日、同年11月26日にグランドオープンすることを発表。同年11月20日には主に阪急百貨店・イズミヤの会員およびガーデンズカード先行入会者(当選者のみ)ら、招待券持参者のみ入場可能な内覧会が開かれた。 また翌21日からグランドオープン前日の25日にかけては、周辺住民向けに招待券なしで入場可能とし、プレオープンと称して営業を行った。
○施設
設計:安井建築設計事務所(基本設計・実施設計監修・監理監修)/竹中工務店(実施設計・監理)
建物階層:地上4階建て、一部5階建て(立体駐車場除く)
敷地面積:約70,000m2
建築面積:約55,000m2
延床面積:約247,000m2(駐車場などを含む)
賃貸面積:約107,000m2
届出小売店舗面積:71,030m2 2008年11月26日現在、テナント数では国内7番目程度。賃貸面積には廊下や映画館を含む。
営業時間 西宮阪急:10:00 - 20:00
イズミヤ:10:00 - 21:00
専門店(1-5F):10:00 - 21:00
4Fサービス・一部大型店舗:10:00 - 22:00
飲食店街(4F):11:00 - 23:00
TOHOシネマズ西宮OS:9:00 - 24:00
阪急西宮ギャラリー(5階、TOHOシネマズ西宮OS横):10:00 - 21:00
○休業日 年中無休
エスカレータ・エレベーター エスカレータ:通路内に6箇所(日本オーチス・エレベータ製)、阪急百貨店内に2箇所(日立製作所製)、イズミヤ内に1箇所(三菱電機製)
エレベーター:通路内に8箇所、南側駐車場内に2箇所、阪急百貨店内に1箇所(別にディスプレイ用のエレベーターがある)、イズミヤ内に1箇所(いずれも三菱電機製)、また阪急百貨店内に、1階・4階・5階にしか停まらない、ペット対応エレベーターがある(フジテック製)。このうちフェスティバルガーデン、クリスタルガーデン、ウェルカムガーデンにあるエレベーターはガラス張り。館内は禁煙であるが、JTによる喫煙ルームや喫煙スペースがある。
○主なテナント
詳しくは、公式サイトを参照されたい。
西宮阪急(阪急百貨店)
イズミヤ
TOHOシネマズ西宮OS
ロフト
ユニクロ
ブックファースト
Joshin
NHK文化センター
西宮市は、人口40万人を超える阪神間の中核市であるにもかかわらず、今津駅近くにあった小規模映画館「今津文化」の阪神・淡路大震災後の閉館以降、13年間映画館が1つもなかった。TOHOシネマズ西宮OSは、西宮市にとって久々の映画館であり、また大規模映画館かつシネマコンプレックスとしては同市初のものである。また、阪急西宮ガーデンズが開業するまで、西宮市は吹田市と並んで、人口40万人以上で映画館の無い町であった。
○イベント・ライブ
4Fスカイガーデン・木の葉のステージでは土日祝を中心にライブ・イベント(約30分・観覧無料)が年間約200本行われている。
メジャーアーティストが出演し、J-POP、アイドル、演歌までジャンルを問わない。
10時と11時の1日2回しか流れないギター音の館内BGM「TREASURE(トレジャー)」は、押尾コータローが作曲した。
年4回のペースで、『星空案内』という天体観望会が開催されている。
○アクセス
阪急神戸本線・今津線 西宮北口駅 東改札口から徒歩3分 同ショッピングセンターと阪急西宮北口駅はデッキで直結している。ムービングウォーク(三菱電機製)が4基ある。
西日本旅客鉄道(JR西日本)西宮駅から阪急バス・阪神バスで7分、JR西宮駅から徒歩20分
阪急バス・阪神バス「西宮北口」から約250m
○所在地
〒663-8204兵庫県西宮市高松町14番
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